numacbooks

読書メモ。流れゆく感情や気付きを少しでも留める。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピックの身代金 06

島崎パートがついに同期して、スピード感のある最後の展開はよかった。 プロレタリアート色の強いストーリーの中で、行動を起こす島崎の前に、議論やデモばかりの学生運動はバッサリ斬られていたのは痛快。犯罪はNGだが、現在の左派にも向けられているのでは…

ファンベース 01

この本を手にとって、まずは感じた疑問。 ファンを大事にするって、その最初のファンの獲得はどうするの? 全体の利益のうち、ファンはどれくらい貢献するの? 今までとどう状況が変わったの? + (個人的にファンなので)カープの施策を知りたい ていうか…

オリンピックの身代金 05

飯場 ja.wikipedia.org 土木工事や建築現場での作業員用の給食および宿泊施設 給与から食費や宿泊費を引かれる ヒロポン www.arban-mag.com ヒロポンは発明者が日本人 メタンフェタミン。覚醒剤。 語源「philo=愛する」「ponos=仕事」で「仕事を愛するよう…

[イラスト解説]ティール組織 01

本編はあまりに分厚く難しそうなので、、、こちらのイラスト解説版で。ティールを実践しているクライアントでのお仕事があるので学びたく。 ティールは新しい組織モデル 階層型でも機械的でも家族的でもない、 「生き生きとした有機体」「一つの生命システム…

資本論 (まんがで読破)

資本論 (まんがで読破) 作者:マルクス 発売日: 2020/10/10 メディア: 文庫 「オリンピックの身代金」を読んでいて、マルクスについて全く分からなかったのでこちらを読んでみた。10分くらいで読める。労働者としての搾取という被害思考と、資本家側にもリス…

オリンピックの身代金 04

「共産主義っていうと、すぐに〝アカ〟とうしろ指を差されてね、体制側から露骨に警戒されるけど、人間の根源的な幸福を考えた極めて純粋なものなんだよ。共産主義とは、ぼくたちにとって、創出されるべきひとつの状態であって、それに 則って現実が正される…

オリンピックの身代金 03

ヒエラルキーの話でいうと本来上位にいるはずの島崎は、「飯場」ではヒエラルキー下位に属する。そんな展開が続くのは何故かなと、というところでマルクスの話が出てきてこれかと納得。 正直マルクスについてよく分からなかったのでこちらを読んでみた。10分…

オリンピックの身代金 02

なんか島崎の動機が薄いと感じていたが、島崎パートの章は遡っているのか。1〜3: 8/22〜8/304〜5: 7/13〜7/146〜7: 9/5〜9/68〜9: 7/18〜7/2210: 9/911: 8/112: 9/12これが徐々にシンクロしていき、その頃には動機MAXなのかな、きっと。上手な展開。 つづく …

オリンピックの身代金 01

昭和39年、東京オリンピックの時代の雰囲気がよく目に浮かぶ。状況描写がやや押し売り気味だが。 ここ一年、国民全員が日本人であることを強く意識していた。町内会では、町をきれいに見せるために洗濯物を軒下に干さないよう話し合われ、 傷痍軍人の 物乞い…

今読んでいる本(2/25〜)

女の勲章(上)(新潮文庫) 作者:山崎 豊子 発売日: 2014/05/30 メディア: Kindle版