知的生活の方法
知的正直
知的正直というのは、わからないのにわかったふりをしない、ということにつきる
子供の将棋:ごまかす、ズル(≒わかったふり)をする人は成長しない
恩師も、有名な学者の意見でも「何を言ってるかわからぬ」とはっきり述べた
「わからない」ということを怖れなくなった
子供の時は面白いと思うものしか読まなかったから、偏りが酷かった
上京2年半にして「東京」を感じた以来、漱石の小説がおもしろくなった
中学や高校で漱石を読むと「みんなが漱石と騒ぐけれども大したことはなかったよ」と、漱石がわかる知識や人生体験ができた頃には、漱石に手を出さないということになることが多い。
子供の時に「本当に面白い」と思ったその感じを忘れてはいけない。
自由時間に読む小説に「意志」や「お付き合い」はいらない。
漱石を読んだ時にその感じが出たら、自分自身のために祝杯をあげれば良い。それは明白な知的向上を示すものだからである。
本当に面白いと思わないものを、面白いなどという振りをしてはいけないのだ。他人に対しても自分に対しても。特に自己を偽ってはならない。自己の実感を偽ることは、向上の放棄に他ならない。
巨人、大鵬、卵焼き
私はハンバーグの好きな子供が好きだ。漱石にしろ芥川にしろ・・成人になってその味が分かる年頃になってからでも遅くない。
ところが成人になった頃にはそういう本格的なものを読む人が少ないのがむしろ日本の読書界の欠点なのではないか。
先走って大人の読むような傑作を子供の読書指導などで勧めることが、大人になった日本人の読書生活を乏しいものにしているのに関係があるのではないだろうか。
読書の、つまり知的生活の真の喜びは、自己に忠実であって、不全感をごまかさないことを通じてのみ与えられるもののようである。
「本当にわかることを重んずる」という心構えは、「わかることを怖れる」というノイローゼ的な段階に至りやすい
データ立国論
テーマ
データによって、現在の「価値=貨幣」という社会を変えられるのでは
貨幣以外に何があるの?
「お金より大切なもの」と言いつつ可視化出来ていない。
データ化で出来そうな貨幣以外の価値
何が問題?
- 現在:貨幣中心の社会
データ分析 を最大多数の「平均の人たち」を想定するのに利用するのが合理的(大量生産・大量消費)
- 将来:価値が多様な社会
データ活用により個別のニーズを把握でき最大多様な商品やサービスを提供できるようになる
それぞれ異なる価値を大切に共存する世界
「こういう価値を大切にしたい」という意識が一人ひとりになければ共有価値は生まれない⇒これを理解する必要がある
データ共鳴社会
関ヶ原(上) 01
秀吉譜代の大名
秀吉の五奉行
分不相応なもの
大和の筒井順慶の侍大将。合戦と謀略の天才。
琵琶湖沖、巨大な城、仕上げ壁を塗らない、島が設計した実戦を想定
家康の謀将
家康の4つ上、謀友
家康の陪臣。
合戦上手、もの柔らか、家康の唯一の寵童。
ねね
秀吉の正室
北政所党 上記2人+蜂須賀家正、加藤嘉明、秀吉の功臣:細川忠興、池田輝政、黒田如水
↑
(これが関ヶ原の起こり?)
↓
近江伐
朝鮮出兵の現場と、監督(三成)の数々の 讒言が原因
豊臣政権が安定すると、合戦専門の武辺者よりも行政手腕のある者を重用した。
家康が諸侯を招待
九州征服戦の指揮者が義久、朝鮮の泗川の合戦指揮者が義弘。どちらも猛者。
三成とは島津討伐の頃からの関係
家康は縁談をすすめた
藤堂高虎は主君をたびたび変える武士、主家を自分で選ぶ男。武勇。
外様だが徳川家からは譜代並みに扱われた。
鳥羽伏見では徳川を裏切る。
家康の作戦、豊臣家を2つに割る。
互いに抗争させ、一方に乗っかる作戦。
加藤清正、福島正則を味方にすれば、豊臣を見捨てないと思われる
三成は正義感が強かった。が、
人は利害で動いている。正義で動いているわけではない。
乱世は強弱で動く。善悪では動かぬ。
スゴい早起き
コロナ禍で、(前回に続いて)朝の過ごし方を模索している。
そのため、この本を手にとった。
早起きを習慣化するためには、
「不快からの逃避」ではなく「快の追求=ワクワクすること」でモチベーションが高まる
報酬(=朝のルーティン)を与えられると、自発的に行動するようになる。
ワクワクするようなルーティンを持つことで、積極的に1日をスタートさせることができる。
いきなりタスクに取りかかったりせずに、自分の好きなことをするなど、自分の心を満たしてエンジンをかけています。
⇒現在、個人的に最も効果があるのは「オンラインゲームの対戦」。
これで目が覚め、頭が冴えている。
自己効力感
「自己効力感」が高まると達成度も上がる
目標を立てるには「自己効力感」が高まるようにすると実行度が上がる
自己効力感=「自分ならできる」という自分への期待感
自己効力感が高まると、進んで努力し、達成への道のりを楽しむことが出来、結果も出やすくなる
自己効力感を高めて維持していく4つの条件
- 自分が目標設定したこと
- フィードバックがあること
- 進捗が管理されていること
- 自分の頑張りによって達成できるという意識があること
⇒これは現在、TOEICの勉強(スタディサプリ)がとてもうまくいっている理由に当てはまるなぁと。
朝の読書
朝の読書は「カクテルパーティ効果」が期待できる
本を読んだ後に「先ほど読んだ本の内容が、今まさに目の前で起きている」と現実に投影しやすくなる。
⇒朝読書も試してみたい(逆に眠くならないか??)
タイムマネジメント大全
このコロナ禍で時間の使い方を改めて考え直し始めている。
このコロナ禍の過ごし方は一時的ではなく、たぶんこれからそれがスタンダードになっていく可能性も見えてきた。
無駄が省かれ、余る時間をどう活かすかが大事になってくる。
あまり目新しさは無かったが、自分にとっても一番無駄にしている「朝の時間」の使い方。(自分はつい二度寝してしまうので)
朝の時間の使い方
- 朝に幸せな時間を持ってくる
- 朝のルーティンのメモを作る
今、自分が楽しんでいて頭が冴えるものといえば・・・オンラインゲームの対戦!笑
これを実際に朝試してみたところ効果覿面だった。目が覚めて有意義な午前を過ごすことが出来た。
しばらく、これを試してみる。
その他
- 週末は「リフレッシュ予定」と「インプット予定」を入れる。
- リフレッシュ:メンテナンス(ジム、サウナ、整体、美容院)
- インプット:モチベーションUP - 「15分タスクリスト」を作る
→集中が続かない時、気分転換として取り組む - 座りすぎにはスクワットが効率的
→軽食をとる時にスクワットしようかと
コロナ禍における内容で初期に読んだ本。
潜匠
怖いもの見たさという軽い気持ちで手にとった自分を反省したい。
- 最初の頃は普通の人と同じように遺体が怖かった。
- メンタル限界までいって「笑い」が出るようになった。
- 遺族からお金を取れず自己破産した。
- 震災被災者でもあり、自ら遺体捜査した。
- 復興の裏の面。
笑いが止まらなくなる
遺体を引き上げてから不謹慎にも笑いが止まらなくなる。
極度のストレス下ではベータエンドルフィンが出て多幸感をもたらす。
引き上げ中に笑いを取り入れ「ガス抜き」することでメンタルをコントロールした。
遺族からお金を取りづらい⇒自己破産した
自殺者が多く、何らかの問題を抱えているためお金が無いケースが多い
「モノの値段は負けてもいい、けれども技術の値段は負けちゃいけない」
復興すること=行方不明者との再会の可能性が消えかねないこと
行方不明家族にとって「復興」という言葉は必ずしも歓迎すべきものではなかった。
復興が進めば行方不明の家族との再会の可能性が消えてしまいかねない。
起業の天才 01
かなり前に江副さんの「リクルートのDNA」 を読んでとても感銘を受けた記憶がある。しばらくこの本は本棚にキープし続けた。
今回の本は客観的に見た江副さんとリクルート。
なのでダークサイドに落ちていく江副さんもしっかり描かれている。
第1章は、本当にエキサイティング。起業家には痺れる内容。
以下、メモ
(まだまとめ切れていない)
リクルートのすごいところ
・リクルートがすごいのは江副さんが去っても成長する仕組みを作ったこと。
→自分より優れた人を連れてくること
→「会社のためではなく、自分のために頑張る人」本田宗一郎
→「東京、金持ち、エリート」に「地方、貧乏、野望」をぶつけ化学反応を起こした
→ハーズバーグの動機付け要因 / 五つの職務次元(モチベーション)
→「社員皆経営者主義」
→全社員に株を持たせた
→50年前からティール組織だった
「22歳までは歴史を学ぶ立場だけど、22歳からは歴史を作る立場になる。自分の仕事は自分で作りなさい」
リクルートが変えたもの
・1975年リクナビの前身が誕生。「転職=落伍」と言う常識を変えた
・書店やキヨスク、コンビニに直置き
・徒歩1分80m
#キヨスク
鉄道殉職者の妻に働き口を提供する目的で設立された
中内さんと稲盛さん
・ダイエーの中内さん
パナソニックとバチバチ
晩年はしばらくの間、リクルートのオーナーに
・京セラの稲盛さん
江副さんを認めず。少し器が?堅い?
その他
・アダム・スミスの国富論
学生運動がマルクスのイデオロギーに陶酔してたのに対して。
⇒もう少し詳しく?
・リクルート事件とは
未公開株を政治家に譲渡した
「起業家やベンチャーはいかがわしい」という価値観
(つづく)