当確師
前半の選挙の方が、様々な画策があって面白かったな。
後半の選挙は、黒幕の方が一枚上で当確師いなくても勝てたんじゃないか??と。
だが、この職業に目をつけることが面白い。
カネこそバラ撒けないが、クリーンに闘うこともないと思う(笑)。
そんなところが読みたくなる、続編に期待!
パーソナル・トランスフォーメーション
DXから始まって、ナントカXが氾濫してるな。
コロナの時期が重なって、今が大きな転換点になることは間違いない。
時間にゆとりが出来る
新たに生まれた時間を投資に使えるか
外見的な幸せより、内面的な幸せに価値観がシフト
洋服などより、家のもの
多くの知人より、近い人
所有より、経験
多くのものが一気に変わるタイミングだから、
自分も変わらなければならない(=パーソナル・トランスフォーメーション)。
「単なる実験」だと思えば恐れることはない。
コロナ渦のこの1年、自分が何を変えたかメモしていく
- 6年利用したコワーキングスペースを解約した(2020/春)
- より近しい人たちがいる会社の仕事を受託した(2020/秋)
- 小説の読書趣味を強めた(2020/春)
- TOEICのパーソナルトレーニングを開始した(2021/春)
- トランクルームを契約して家から荷物を減らした(2021/準備中)
(時間投資が足りないな ⇒TOEIC勉強開始)
[イラスト解説]ティール組織 03
こんなのもある。
推し、燃ゆ
芥川賞は自分には難しい
芥川賞を読むのは久々。
毎回思うけど、文学センスが無いので純文学の良し悪しが自分では判断できない。
どの作品も表現の豊さを感じるが、普通に作品を楽しもうとすると少し疲れる。
本作も心情描写が巧みで、よくこんな表現を考えつくな、と感心してしまう。
では、なぜこの作品を手に取ったのか。
もう設定が抜群、タイトルで惹かれた。
自分にもかつて推しがあった。
だから推しの喪失感はわかるつもりだ。
最も印象的だったのは、
主人公は、推し活の中では、かなりまともだったことだ。
時に熱狂的なファンは推しの私生活にまで入り込もうとするが、
主人公は距離を保ち、推しが炎上しても理解しようとし信じ続ける。
普段の生活が、まともとは言えないのが対照的だ。(発達障害的な病)
推しがある世界ではまともに生きれて、
推しがない世界では生きれないのか。
推しがあったからこそ、
狭くてもその周辺だけではまともに生きてこれたのか。
「推しは私の背骨」
どちらにせよ背骨が失われた後どうなるかに余韻を残す。
心淋し川
「長屋、ついて行ってイイですか?」
普通に見える人でも、それぞれ、いろいろな背景や想いを背負って生きている。
例えば、「家、ついて行ってイイですか?」というTV番組があるが、その辺に歩いている人の家で話を聞くと、ほとんどの人が複雑な環境にいたりする。
この話も、心川沿いにある心町の長屋に住む各々の話。
環境が人を育てたり、似たような人が同じ環境に集まってきたりする。
その川は止まったまま、流れることがない。
その川のように淀んだ住民たちが、そのままだったり、自ら流れ出たり、流されたり。
一人ひとりのドラマ。
短編連作/連作短編
文章が綺麗で、こっちが芥川賞で良いんじゃないかと思ってしまった。
「短編連作(連作短編)」という形式で、実は最後まで読め!という作品。
最後まで読んで良かった。ていうか最後まで読まなければダメな作品。
最後は少しテイスト違うけど、締めるに相応しい想いに浸れる。
それぞれの短編の概要はこちらに。
火車 03
新局面を迎えた消費者金融市場(日本総研)https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/6869.pdf
この話は1989-1990(H元年〜2年)頃の話だが、
消費者ローン供与額はこの頃よりさらに3〜4倍増える。
だが、2006年以降急減。原因は2つ。
(1)改正貸金業法が2006年に成立
総量規制と上限金利の引き下げ
・借手の借入残高が年収の3分の1を超え る場合に新たな借入れを禁止
・専業主婦や学生など収入のない層への貸付 が大幅に制限
・グレーゾーン金利が撤廃
(2)2006年1月に最高裁判所が過去のグレーゾーン金利部分の利息を不当とする判決を下した
これ以降利息返還請求が急増した。
消費者金融会社は利息返還損失引当金の繰入等のコストが膨らみ、収益が圧迫されたことで、 貸出余力が低下。
終わり
赤の継承
緒方監督は言葉を大切にしていた。
特に以下の3つは活かせるところ。
(1)結びに専念すれば、果が生まれる
「結びに専念すれば、果が生まれ、
果に専念すれば、苦が生まれる」
「結び」=行い、「果」=結果
行うことに意識を持てば、後から結果は生じるが、
結果ばかり考えていると、苦しみしか出てこない。
役割の徹底
「自分の仕事=与えられた役割を果たすこと」
- 黒田も徹底していた(ベンチからのサインで管理されていた)
- 「逆転のカープ」はこれが徹底されていたから生まれたのでは
若い人は自分の資質が分からないため、役割を与えることも有効
求められていることを知り、技を磨く
そこから1つずつ武器を身に付けていけば良い
(2)任せて任せず
「任せて任せず」(松下幸之助)
任せるは任せっぱなしという勘違いを起こす。
自分の目で確認することが必要。
(3)負けに不思議の負けなし
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし(野村克也)
大事なのは失敗したときにその原因をしっかり追求し克服すること。
それ以外、読んだことない方は、2015年の屈辱の裏側がとても衝撃的なので読むと面白いかも。